”モゼック”
何のことか、よくわからないと思いますが、途中にSE入っているし。。。って感じたと思います。
略さず書きます。
Modeling and Simulation information in a collaborative Systems Engineering Context
まだよくわからないですよね。解説?歴史?私なりのイメージを書いてみます。
大きなプロジェクトは、特に海外と組む時は、地球と親和性高くプロジェクトを回さないと辛いな。と考えたことがあります。
日本から、USの東海岸に、そこから西海岸に、その次はUKに、さらにインド。依頼内容=解析作業、を本当にやる人に伝えるまでに、契約のピラミッドを伝って情報が流れていくのですが、行きに3日、帰りに3日、これ最速ケースです。で、解析やるのはたった3時間とか。そういうことしている間に、スケジュールがどんどん間延びしていく。
2016年ぐらいだったかな。その時、出会ったのがMoSSECという考え方でした。
早速、次のリンクに行って、メンバー登録。当時から、ISO10303‐243制定の最後まで、日本人でメーリング リストに載ってたのは一人だけでした。(たぶん)
MoSSEC – ePLM Interoperability
初期はAirbusのAdrian MurtonさんがChair。今は若いKyle Hall | LinkedInさんに引き継がれています。1月にロス近郊でINCOSE IW2023に参加してきましたが、ランチをご一緒しました。
PLMを使っている方は多いと思いますが、自社だけで使っているのではないでしょうか。他社とはもちろんFirewallを嚙ましていて、ファイルをメールに添付してやり取りする。という、時間のかかるプロセス。これに輪をかけて、ELなどの輸法関連処置など。
技術的には、一つのクラウドに全情報入れて、皆でクイックに回せば良い、ってわかっているのですが、契約やIPの壁があり、なかなか難しい。
ので、APIを決め、情報の構成を決め、流通しやすい情報構造をISOに則り作っておき(ISOなら文句言われない!)、短時間で流れるようにする。といった土台を活用して、考えたり、閃くところに時間を使う。そんな世界を演出するMoSSEC。
そんな出会いから、7年たって、やっといろいろなところ@世界のMBSE業界、でMoSSECを垣間見るようになってきました。今後は、PLMメーカーなどがこのスタンダードに則り、MBSEをやりやすくしてくれると信じつつ、今度シーメンスさんとかダッソーさんに聞いてみようと思ってたりします。
ぜひ、今回のマテリアルなど見て、適用することを考えてみてください。
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