SEの探求 (その2)

第2弾の投稿です。

やっぱり良い本ですね。

私は、それなりにSEやMBSEをやってきたつもりです。その上で、この本を読んでみたのですが、とても実践的で、やってきたことがいろいろ書いてあるなと思いました。

好きな章は、9章、11章ですね。方法論の9章は前の記事で触れたので、今回は、11章の”MBSEを組織に導入する”を少し書きたいと思います。ちょっと日本語が私の言葉にしますが、こんな感じです。

① MBSEをやろうとする目的を明確にする

② MBSEを導入するために、コンテキスト図を書いて関連性を分析する

③ MBSEのレベルを5段階でカテゴライズした場合に自分達のレベルを自己評価する

④ レベルに応じて、次のレベルに達するまでのGapを埋めるアクティビティを行う

ってことです。

よく、チャレンジングに上を目指そうとする組織があると思います。5段階で1か2のレベルなのに、いきなりレベル5を目指しても挫折が待っています。ちゃんと、3を達成するよう計画し、そして4へ、というステップアップが重要です。また、特にマネージャ層の方は、自分がやらずに部下にモデルを書かせて満足しがちですが、モデルを身に着け、レビューする立場として取り組むためにも、自分ごとになることを題材にして、レベル3を目指すのが良いと思っています。

この辺り、やらねばならないことが図11.7に上手くまとめられていて、これを手引きにして組織的な導入をすれば、上手くいきそうな実感があります。

最後に出てくるスゴロク、是非やりたいですね。どこかに売ってないかな・・・

ということで、MBSEなかなか組織に上手く導入できないな、とお困りの方は、是非11章を熟読してください。


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